W800のプラグ交換


　W650よりも少しだけメンドーですね。オドメーターが１万キロになりましたので、エアクリ清掃とともにプラグも交換します。

　工具と、取り外したガソリンタンクを置く古毛布等を用意します。

　シートを取り外したら、ガソリンタンク後端のボルト２本を抜きます。ゴム下側にカラーが挿入されているので、タンクを持ち上げるときに側溝などに落とさないよう気をつけてください。

　ガソリンタンク前方左側にあるフューエルポンプを覆っている、樹脂製のカバーを外します。ツメは前に一か所、両サイドに計二か所です。次に、露出したポンプとホースの接続部にあるこの赤いクリップを外します。

　下に向かってスライドさせて抜きます。ツメは長いほうの先にあります。

　この状態になります。差し込み具合をしっかり確認しておいてから後方に向かってガソリンホースを抜き取ります。

　こんな感じで結構深く刺さっています。抜き取ると少量ですがガソリンがこぼれますので、真下にウエスなどをかけて保護しておくと良いと思います。

　次にポンプの前方内側にあるカプラーを抜きます。実はこれに気づかず、抜かないままガソリンタンクを持ち上げようとしました。「あれ？タンクが外れないぞ??」って^^;

　フューエルポンプ関係はこれで終了です。次は・・・

　これまたトラップのように、ガソリンタンク真裏に潜んでいるカプラーです。

　フレームに沿ってカプラーを固定するガイドが設けてありますので、再びガソリンタンクを取り付ける際は、そこにちゃんと収まったかどうかをよく確認しつつ作業する必要があります。

　ガソリンタンク右側裏面にある２本のゴムホースです。フレームのガイドから取り出したら・・・

　車体から抜きつつ、ガソリンタンクを持ち上げます。どこに取り回してあったかわからなくなりそうだったら、抜き始める前にゴムホース先端にガムテープ等で３ｍくらいのヒモを取り付けておくと、抜いた後も取り回し地点にヒモがそのまま残っているので安心です。

　シンプルな構造のわりにプラグ交換がシンプルじゃないのは、W650からの伝統です。でも、プラグキャップが長いので、ガソリンタンクを浮かせるだけよりも完全に取り外してしまったほうが作業はラクだと思います。

　W650には車載工具の中にプラグレンチがあったように記憶しているのですが、W800の車載工具には入っているのかな？確認していません。スリムで長めのプラグレンチが必要です。

　１万キロ走行のプラグです。今回もW650のとき同様、デンソーのIU24に交換しました。