11月の柿其渓谷と馬籠峠


　国道19号沿いに続く、開田高原・木曽福島・赤沢渓谷・寝覚ノ床というメジャーな景勝地や妻籠や馬籠宿の誘惑にどうしても逆らうことができず、何十年もの間、横目に見ながら素通りしていた柿其渓谷ですが、ついに訪れてみました。






















　ここを離れたあと、妻籠宿から馬籠宿へと南下していったのですが、観光客でごった返しているメジャーどころと違い、ここ柿其渓谷は、ときどきすれ違う人たちと「こんにちわ」と挨拶を交わすのがごくごく自然な静けさでした。紅葉シーズンの喧噪を嫌う人には穴場としてお薦めしますが、どうやら紅葉のピークは過ぎてしまったようです。






　散策を終えたら、渓谷入り口に佇む一軒宿の温泉に浸かります。ここも柿其渓谷を目指した理由のひとつでした。ひとりで浸かるともう手狭な小さな内湯がひとつだけの温泉ですが、窓いっぱいに広がる紅葉を眺めながらのお湯はものすごく身体がポカポカと温まるものでしたよ。湯上りに遅めの昼食を頼みながら女将さんと世間話をしていたら、「露天風呂はないのかって、よく言われるんだよねぇ〜」って嘆いてました。ここに露天風呂なんて要りませんよね。






　馬籠峠の紅葉はまさにピークでした。行くなら今ですよ。今年の紅葉はあまり期待できないのかと心配していたのが先月。でも、どうやらそれも杞憂だったようです。

　W800のオドメーター、12000キロを越えました。