蕎麦屋『末廣』

Canon EOS M & EF-M 22mm F2 STM

久しぶりに晴れた週末。ハーレー乗りとともに馬籠峠を越え、妻籠宿から昼神温泉へと抜けて阿智村までやってきました。目指すはあのとうもろこしと『末廣』の三人前です。

途中、気温表示は17℃。けっこう肌寒いです。トンボが飛び交う高い空はもう秋の気配です。 　まずは『おにひら』でとうもろこしの買い出しを…と思ったら、なんともう今シーズンのとうもろこし販売は終了とのこと。食いたかったなぁ〜、あのハーモニーショコラとゴールドラッシュ。諦めきれず、昼神温泉方面に戻ったところにあった産直売場で別品種を５本ゲット！しておきました。これも美味しかったですけどね。それにしても、大量のとうもろこしを軽々と飲み込むハーレーの積載能力が羨ましい。

蕎麦屋『末廣』という屋号でよいと思います、今でも^^;　久しぶりに訪れたら、名物オヤジが復帰しておりました（奥さんも亡くなり、オヤジさんも体調を崩されていたようです）が、数年前に食べて以来足が遠のいていたこの店の蕎麦は今も変わっておらず、もはやオヤジさん現役当時のあの味に戻ることはないようです。

ハーレーにもやさしい涼しさになりました。開店まで時間があったので表で待っていると、オヤジさんがまとわりついてきて困ります。昔から特に単車乗りにはフレンドリーです。こんにゃくをごちそうさまでした。

まずは天麩羅。とっても美味かったです。

そして三人前の「すえひろ」改め「三日蕎麦」だったかな？表のメニュー表には「すえひろ」の名残りがまだありました。今現在の味比べなら、やはり『おにひら』の三人前のほうが私好みです。客足にも昔の勢いはないので、やはりオヤジさんの打つ蕎麦が人気だったのでしょう。蕎麦を食べている間も、裏の土手で山菜採りかなんかをしているオヤジさんが窓越しに何度も話しかけてくるので落ち着きません^^;

天麩羅とデカ盛りの蕎麦を食べ終え一服していると、またまたオヤジさんが近づいてくるので（ゲゲゲッ…あっ?他のお客さんが来た!セーフ…えっ!?うわっ、戻ってきた!!）今は亡き奥さんの写真やら、オヤジさんの若かりし頃の写真やらを無理やり見せられまして。あぁ〜、オヤジさん、こんな顔だったなぁ〜と懐かしく拝見しました。

店の前を通るたびに気になっていたのでオヤジさんに尋ねました。「あの名物店主像はどうしたんですか？」と。すると教えてくれました。こんなところ（トイレの裏手）にひっそりと。なんでも左手が取れちゃったんだそうです。最後にオヤジさんと握手して店を離れました。オヤジさん、どうかいつまでもお元気で。