會津　３　【食】

RICOH CX2

『喜多方ラーメン　喜一』

喜多方ラーメンで有名な喜多方市。二年前は『あべ食堂』と『大安』に立ち寄りましたが、実はこの街には朝からラーメンを食べる朝ラーという風習があると、テレビで知りました。ラーメン店が早朝から普通に営業しているというのです。うーーーん…行ってみたい。昼に食べても朝から食べても味に変わりはないのでしょうが、朝から営業しているラーメン屋とはいったいどんな光景なのか、興味津々です。 　ベースキャンプから喜多方市までは約80Km。前夜、みんなに「朝ラー、行っとく!?!」と告知し、翌朝６時に出発、気温14℃に震え上がりながらも国道252号をひた走り、喜多方の『喜一』を目指しました。あまりの寒さにイッキに走り切ることもできず、途中のコンビニでトイレ休憩を入れつつの朝ラー・ツーです。（こんな寒い思いをしてまで行く価値あるのかな？）と頭の中を疑問がよぎります。ネットでの情報が古く、店舗移転に戸惑いながらも８時過ぎに到着すると、すでに駐車場は満車、予約リストに名前を書いて順番待ちです。（スゴイ！凄すぎる!!なんだ、この賑わいぶりは!?）と感動しつつ一時間近くは待たされていたでしょうか？その後もぞくぞくと訪れる客を眺めていると、ほどなくして売り切れじまいの看板が出されていました。朝から売り切れじまい?繁盛している蕎麦屋よりもインパクトがありますし、私たちはいまだに席が空くのを待っている身。どんどん期待が膨らみます。 　そして着席。肝心のラーメンはと言いますと、個人的には今まで食べたどの喜多方ラーメンよりもまいうーでした。みんなでスープの味比べをしてみましたが、喜多方定番の醤油味もこの店オリジナルのSioも、どちらもとっても優しい味で、朝から大盛りを食べても胃がもたれることもなく、全員が大満足で店を出て愛車に跨りました。 　今回の旅。食のベストワンは圧倒的に『喜一』の朝ラーでした(^^)

『山六食堂　只見のソースかつ丼』

会津若松には『伝統ソースかつ丼の会』なるものがあるそうで、ぜひ食べてみたいと思いつつ今回は立ち寄ることができませんでした。ですから、ソースの味がそれらの店と同じなのかはわからずじまいですが、キャンプ場からもほど近い只見の町の外れにヒッソリと佇むこの食堂の出すソースかつ丼のなんとも言えないおいしさは、有名な駒ヶ根のソースかつ丼をも上回るものでした。只見の街中には他にも数軒、ソースかつ丼を提供する店があるようですし、会津若松に行く機会があればぜひ地元のソースかつ丼も食べてみたいものです。只見と同じ味なんでしょうか？

『蕎麦屋　かいなり』

ツーリングマップルには「ここの手打ち蕎麦、絶品。奥会津は蕎麦の名産地」とあります。確かに蕎麦の名産地であることは認めますがこの蕎麦が絶品かと問われたら・・・。開田高原と同じですね。蕎麦畑の評判と蕎麦店の評判は違うということでしょうね。会津エリアでなかなか絶品な蕎麦屋には出会えません。猪苗代の『ラ・ネージュ』や『おおほり』しかり、大内宿の『山形屋』しかり、どれも普通に美味しい蕎麦屋さんではあっても絶品な蕎麦屋ではありませんでした。唯一、塩爺とともに震災直後のゴールデンウィークの夜に食べた会津若松市内の『桐屋・権現亭』がそれに該当するでしょうか。ちなみに、コーセー曰く「桧枝岐の裁ち蕎麦もフツーでした」とのことです。

『只見　ひとっぷろ　まち湯　居酒屋メニュー』

ここはキャンプ場ガイドの補足で。風呂上がりに食べられる居酒屋メニューです。真っ暗闇な川沿いに忽然と現れる、電飾がとってもシュールな風呂屋さんでした。

『蕎麦屋　曲家』

前沢曲家集落の脇にある蕎麦屋です。味はいたってフツーです。でも、写真の右下に写っている、蕎麦粉と小麦粉で作る郷土食『はっとう』、これはぜひ一度食べる価値アリです。 　最近、そもそも東北で美味い蕎麦を求めて食べ歩く（走る）のはもったいないような気がしてきました。今まで食べてきた東北飯なら、『横手の焼きそば』や『比内地鶏の親子丼』、そして『喜多方のラーメン』のほうがオススメできますし、道端で売っている焼きとうもろこしのほうが満足度が高かったりもします。今回、「それでも盛岡のわんこそばだけは一度は体験してみたい」というのが、ツーリング中に盛り上がった唯一の蕎麦談義でした。

『番外編　激辛焼きそばを食べ比べるMAX次郎』

みんなで買い出しに行くじゃないですか。するとたいていはアレコレ買いすぎますよね。で、たとえば「なんでこういうチョイスなのさ？」っていう激辛焼きそば×二個…みたいな^^; 　「あ゛ぁ゛〜、全部オレさまが食ってやるよ！」 　「やめといたら？これ、メチャメチャ辛いぜ、次郎」 　「おまえら、よわっちぃーーーんだよ！ヒィーー!!」 　「アレ？今、ヒィーーって言ったよね?」 　「言わねぇ〜よ！言うわけないじゃねぇーか！ヒッ、、ヒィ〜〜〜!!!」 　 　「去年の秋山郷は結局バックレたけど、今年はちゃんとソロで辿り着いたね」 　「うっせぇーよ！去年も馬曲温泉まで来て泊まってただろ！」 　「イクイク詐欺だよね？」 　「メンドーになったんだよ！おめぇ〜らがこっちに来いよ!!」 　「秋山郷にはアニキもいたのにぃ〜？」 　「んっ？えぇーと…オレが悪かったよ、あ゛ぁ゛〜オレさまが悪いのさ!!!」 　「ところで六十里越えしてからガソリン満タンにしてきた？」 　「ハァ〜ン？してねぇ〜けど？」 　「えぇ〜!?明日は早朝からラーメンツーだよ。VMAXだけ途中で…」 　「ヒィ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」

『番外編　卵ザンマイ懐石料理!?を召し上がれ』

早朝から、懐石料亭『デッシー』開店です。客の面前で調理され、ひと品ひと品丁寧に供される贅沢な卵三昧にコーセーも大満足かと思いきや… 　「ふぅ〜〜〜、、、、もうムリっす!!なんで朝からオール卵料理なんスか!?」 　「だってぇ〜、裸イダーは卵と厚切りハムが大好物だと聞いたんでぇ〜」 　「人間ドックで引っかかるッス!!」

『番外編　懐かしいボンカレー』

嬉しくて思わず買い求めておりました、ボンカレーコールド。まだ売っているんですね。そして、なにげに写っているサントリーの『-196℃　秋りんごチューハイ』。これはオススメです。なにげなく口にして思わず宮川大輔ふうに叫んでました、「なにこれ？ウマっ!!」って。秋季限定なのでお早めに。