夏の終わりvol.2
CASIO EX-ZR800
 湯田中温泉を満喫。朝風呂も食事も済ませ、部屋でのんびりと過ごします。窓からは、夏祭りの提灯の灯りも見えましたし、7月に泊まったお宿の景色も眺めることができました。キャンプだと、ここからが慌ただしくなりますね。宿に泊まると自由自在な出発時間を諦めることになりますが、キャンプ道具の撤収&収納からは解放されます。
 さて、昨日はおしかけ日帰りゲストが参加しましたが、本日もスペシャルゲストをお迎えする予定です。道の駅の前のセブンイレブンで待ち合わせ。久しぶりに会えるので楽しみです。
 午前9時。名西カワサキを離れて長野の実家に戻っているタカミーと合流しました。挨拶と近況報告もそこそこに、「んじゃ、そろそろ行っときますか!?」と皆に声をかけて本日のツーリングがスタート。とりあえず、青空が見えています。
 温見峠とともに、年に一度は走りたい場所、それがここ、奥志賀林道です。雪渓を楽しみにイッキに走りましたが、残念ながら溶けてしまっていました。タカミー曰く、「先月走りに来たときにはまだあった」とのことです。暑かったんだね、真夏だったんだね、こちらも。あ゛ぁ゛〜、真夏逃した感がまたまたこみ上げてきます。悔しいデス。
 もうひとつの目的地はここ。二年ぶりに訪れる秋山郷の赤い温泉です。皮膚からの鉄分補給ですから、決してお気に入りのタオルを持参してはいけません。前回同様、幻のアニキの露天風呂も健在でした。
「あっ!?雨が降ってきた!!」
「気のせいだよ」
「気のせいじゃないですってば」
「雨のように見えるナニか…だよ」
「なんスか、それ??」
今回、いまだレインウェアは着用しておりません。というか、意地でも着ません。でも一応、タカミーにも確認しましたけどね、持ってる?って。
 ホント癒されます、延々と続く奥志賀林道と雑魚川林道の広葉樹の森。シールドを上げて深呼吸しながら流すと全身の毒が抜けていくかのようです。
 もう一湯と考えていましたが、時間が押していたのと雨雲…のように見えるものが覆ってきたので、野沢〜カヤノ平には向かわず、志賀高原に戻ります。ガソリン補給の前にまずは昼飯を…ということで、地元の人ならではの裏道で中野の街に下って、タカミーの先輩のお店を紹介してもらいました。昼食後、朝の集合場所まで戻ってお別れです。タカミー、お世話になりました!
 タカミーと別れてからガソリンを補給して、今朝、愛知を出発して草津温泉側から上ってくるシュウと次郎と待ち合わせている渋峠に向かいました。霧というのかガスっているというのか、真っ白な志賀草津道路で合流し、万座のお宿に向かいます。途中、懐かしい裸イダーのロケ地を通過しましたが、先月には見られなかった真新しい舗装がロケを敢行した路面だけに施されていました。肝心の裸イダーは「変身するスペースがなくなってた!」とひどくご立腹でしたが…。
 二泊目は万座温泉のプリンスホテルだったのですが、夏休みの週末ということを考慮に入れても、(これはこれでアリだけどこれなら日帰り入浴だけで充分かも)って感じを受けました。飲み物とかを注文してもしっかりプリンス価格ですし(自販機も)、食事会場は大混雑ですし、有名な混浴露天風呂は撮影禁止ですし(これはワニ族を考えるとやむを得ない)、部屋には扇風機しかありませんし、デカいオトコ(私が175cmで一番のチビ、あとは限りなく180cm級)が6名で荷物を置いて寝るにはちと狭過ぎる十畳部屋でしたし。夜明け前に無人の内湯を一枚だけ撮りました(ごめんなさい)が、やっぱり標高1800mの露天風呂の風景を写真に収めたかったです。霧で真っ白でしたけどね。
 でもまぁ〜、最近はキャンプ旅オンリーだったので、久しぶりにこうして宿に泊まってみると、いつものメンバーでゆっくりビールを飲むのも布団を並べて夜更かしをするのも、これはこれでなかなかイイものです。それにしてもアニキの不在が残念でした。