K19の散歩道

Canon EF-M 22mm F2 STM

【始点・土岐】 　岐阜・愛知県道19号土岐足助線。県境を跨いで集落を繋ぎつつ山をいくつも越えていく道であり、ここでも何度か紹介している、私のお気に入りの散歩コースです。誰にもこういう『ちょっとフラッと走りたいなぁ〜』というときの定番ルートがあると思います。寝坊した休日でも億劫にならないほどよい距離や、冬でも凍結しにくい日当たりのよさ、閑散とした交通量、そして、バリエーションが豊富なクネクネ具合が決め手でした。 　さて、いつものように国道19号で北上、土岐アウトレットの横を通過して長い下り坂を左にカーブしつつ土岐川を渡ったら、岐阜側の始点・『泉池ノ上町交差点』を右折して県道19号のスタートです。しばらく走ると町中を抜け、『祟禅寺』が見えてきます。駐車場が二か所も舗装・増設されていました。たまに写真を撮りますが、実は有名なお寺なんでしょうか? 　このお寺を通過すると、いよいよ最初のクネクネが始まりますが、逸る気持ちを抑えてゆっくりと上っていくと、途中に【やや電波系スポット】が現れます。停まりたくないので紹介するのは難しいのですが、まぁ〜行けばわかります。

【ウキウキコーナー】 　峠の向こう側にいきなり現れるウキウキポイントです。ところどころで狭い道もありますが、岐阜側の前半部分はどちらかというと快走コーナーが多い区間です。

【低木クネクネライン】 　開けているような、開けていないような、そんな不思議な見通しの峠道を、文字どおりクネクネと下っていきます。

【ゆっくりと流してゾーン】 国道363号とぶつかったら、瀬戸多治見方面に右折です。戻るみたいに見えますけど、すぐに左折しますからゆっくり走ります。

【出光シケイン】 　ここがその左折ポイントの目印、小さなガソリンスタンドです。この向こう側の路地にカクンと入ります。ところでこのスタンド、今年の七月で廃業してしまいました。取り壊されてしまうと気づかずに通り過ぎてしまいそうです。小原村へと向かいます。田園風景の中を抜けていくと鬱蒼とした森の中のクネクネ道に突入です。

【アイスバーン・カーブ】 　狭い峠を上ってくるとパッと目の前に開ける高速S字コーナーの連続なんですが、冬は要注意です。日当たりが悪いので完全に凍っているときがあります。常に砂も浮いているところもありますからフロントからスリップダウンしないように要注意です。この電光表示板が見えたらスローダウン。

【八柱神社ストレート】 　しばらく走ると国道419号の交差点にぶつかりますから、橋を渡ったらこの信号を左折です。ここも角のガソリンスタンドが目印です。

【豆腐ストレート】 　「小原の豆腐」として有名らしい(食べたことがありません)、『柴田豆腐店』を左に見ながら、この信号交差点を右折です。小さな郵便局を右手に見ながら再び山の中へと入っていきます。

【洞牧寺ヒルクライム】 　鬱蒼とした林の中をまっすぐ上っていくと分岐が現れますから、ここを見落とさないように右折します。ここからは狭いテクニカルコースとなっております。四季桜もチラホラと。

【愛の逆ナンカーブ】 　迷惑をかけないように、集落が見えてきたらスローダウンです。写真を撮っていたら、背後から「ナニしとんの?」という声が。(んっ???)と振り返ると、畑仕事をしていたおばあちゃんでした。ついつい、あれやこれれやの世間話に花が咲いてしまい、W800のエンジンを止めるタイミングも失ったまま長々と話し込んでいますと、おばあちゃんが「ちょっと待ってて。キュウリとゴーヤ、私が作ったやつだから持っていきなさい」と。幸い、シートバッグがありましたので、ありがたく頂戴しました。

【小原スタジアムカーブ】 　ときどき、ここでおじいちゃんやおばあちゃんたちの球技大会が盛大に開催されています。

【矢作川コークスクリュー】 　ここから矢作川までは、(あれ?いつの間にやらこんなに登っていたのね!?)と気づかされる、一気に下るダウンヒルです。ここがちょっと楽しくて、いつも岐阜側からコースインするのです。

【サークルKピット】 　左折すれば『矢作ダム』、右に向かえば『小渡温泉』です。まずは右折して二つ目の信号の角にあるコンビニにピットインして、しばしのコーヒータイムです。コンビニの駐車場から奥の『風鈴寺』への路地を覗くと、たぶんかわいい猫の親子連れを目にすることができるはずです。

【走り始めて34年道路】 　コーヒータイムを終えたら、一つ目の信号まで戻って右折。一周約12Kmの矢作ダム湖畔道路を二周ほど走り込んできました。そんな矢作ダム。『ドライブイン四季』もとうとう廃業してしまいましたね。暗黙の左回りルールとか、岐阜県側での頻繁な二輪車取り締まりとか、今となってはすべてが懐かしい思い出です。

【終点・足助】 　再び、小渡温泉に戻ってきて、県道19号の南コースを走ります。ここもなかなか良い道です。緩やかに駆け上がって国道153号にぶつかったら県道19号の終点、右折すれば足助の町に到着。まもなく一年で最も足助が賑わう紅葉の季節がやってきますが、今はまだ辛うじて静かな佇まいのままでした。

このまま、グリーンロード方面へと抜けていくのがいつものルートなのですが、本日は県道19号を戻ります。鶴でも恩返ししますからねぇ〜。足助の古い町並みの中で買い出しを済ませたら…。

国道153号から左折分岐で土岐方面、再びK19に突入(^^)

【足助バックストレート】 　集落の上を走り抜ける橋のたもとには『なんとか城跡』の看板がありますが、詳細は不明です。

【乳児用スプーンカーブ】 　突如現れるヘアピンです。油断しているとコースアウトします。

【元・休憩スポット】 　青い屋根の家が雑貨屋さんだったので、表の自販機でコーヒーを買って休憩する場所だったのですが、今はここも廃業です。

ところどころ、写真を撮りつつ撮りつつ戻りまして、【愛の逆ナンカーブ】に到着です。足助で買い求めた栗羊羹と和菓子を無事渡したら、手を振るおばあちゃんに見送られながら最北端の土岐を目指します。「まだ入るでしょ?大根ももってく?」と言われましたが、もう入らないッス!!