完全なる夏vol.2

CASIO EX-ZR3000

裸イダーの聖地、志賀草津道路を駆け上がります。日本全国、すでに夏休みに入っていますが、流れは意外にもスムーズ。観光バスの後ろにノロノロと続くクルマの最後尾…なんてことはありませんでした。ラッキーです。

絶景です。ツーリングの夏ゥ〜〜!!って感じです。こんなにスッキリと晴れている志賀草津道路はいつ以来でしょう?あまりにも遠い昔過ぎて思い出せません。今回は草津まで向かわず、昨年泊まった万座温泉経由で万座ハイウェーを駆け下りて、鬼押し出しに行こうと思います。

途中、急ブレーキです。焼きとうもろこしの看板を見つけました。私の妄想脳の中では、夏と言えば玉蜀黍なのです。期待以上にまいうーでした。自宅にも送ろうとお願いしたら、おじさんが「今日さっそく発送しちゃってイイなら今から畑に行って新鮮なやつを採ってきてあげる」と軽トラックで。ありがとうございました(^^)おまけにこれも食べろと生を一本サービスでいただいてしまいました。もちろんその場で完食です。梨みたいで美味しかったです。いやぁ〜、夏を満喫してます、ワタクシ。

雄大な浅間山を眺めながら鬼押ハイウェーを走ることはあっても、鬼押し出しの公園内に入場したのは20代の頃に高校時代のツレと3台でツーリングに来たとき以来です。最近こそ報道されていませんが浅間山、ヤバいままなんですよね?鬼押し出しにいるとなんだかとっても怖かったです。ここからは、北軽井沢に抜け、日本ロマンチック街道を走って大道峠越え、本日の宿へと向かいます。ありがたいことに、どうやら今日も夕立すらない模様です。

お宿に到着です。本日も『日本秘湯を守る会』です。一泊二万円を超える宿賃というのは私のツーリング史上初の贅沢です。出迎えてくれた宿の方に、「天気が良くてよかったですね」と優しく声をかけていただきましたので、「3年前に土砂降りの中を日帰り入浴しに来たら清掃日ですからと門前払いされまして、泣きながら秋山郷のキャンプ場までまた土砂降りの中を帰りましたとさ」なぁ〜んて大人げないことは言いませんでした。ナベちゃん、やっと彼バイできましたゼ(^^)

すばらしいお宿です。ここも外国人観光客が大勢訪れていて、ご夫婦とかで静かに混浴されていましたが、残念なことにワニが三匹ほど宿泊しておりまして。わざわざ女性脱衣所出入り口の真正面に座り込んだり横になったりして大股開きでじっと待っている小太り&眼鏡なワニたちを見ていると、とにかく気持ち悪さが募るばかり。みすぼらしく哀れな男たちです。 　≪他のお客さまの迷惑となりますので撮影は禁止です≫を守って我慢していたのですが、丑三つ時なら誰もいないし…ということでゴメンナサイ、夜中に起きて写真を撮ってしまいました。さすがにワニもいませんでした。有名な法師乃湯にも感動しましたが、期待していなかった玉城乃湯にも驚きました。初日の宿の桃山風呂に匹敵するくらい情緒あふれる風情なのです。とても静かで、蝉時雨もどこかノンビリとしていて、食事もかなり美味しくて。いつかまた連泊で訪れてみたい・・・とも思いますが、『ワニの巣窟』『ワニの聖地』としてネットでも有名になっている現状を目の当たりにすると、なんともビミョーな感じです。