春の蕎麦屋巡り

Canon EF-M 22mm F2 STM

昨年、『蕎麦屋は巡る』でもチラッと書きましたが、昔巡った蕎麦屋さんの再訪問を始めています。「手打ちしか認めない!」「十割蕎麦サイコー!!」などと今思えばずいぶん恥ずかしい勘違いをし、能書き垂れる作務衣JAZZ屋のチョロリン蕎麦をありがたがって食していた頃に自分の頭の中の美味い蕎麦屋リストから抹消してしまった数々の蕎麦屋を、反省の意味をこめてもう一度訪れてみようという趣旨です。特にここ開田・木曽福島・奈川・乗鞍高原の一帯は、蕎麦屋食べ歩きを開始した直後に回っていたので気になっています。さて、今回は二軒。「改めて抹消!」と「新たな発見!」です。

改めて永遠に抹消決定はこちら。ここはアウトライダー等の雑誌に必ず紹介されていたので、中高年ライダーには有名ですね。当時、「あかん、ナイナイ。これはないわ」と一度っきりの訪問でマイ蕎麦屋リストから抹消していましたが、再挑戦してみました。 　まず、一枚を「もりそば」二枚は「ざるそば」三枚だと「ざるそば大盛り」と呼ぶ独特のメニューに混乱します。お店の人に「じゃ、もり蕎麦を二枚」と告げたら「それはざるそばですけど…」と言われて???となります。さらに注文をなんとか無事に終えると、今度は蕎麦湯がお茶と同時に出てくるという摩訶不思議なシステムで私の脳内の混乱はピークを迎えます。で、かなり待たされて(蕎麦湯も冷めた頃に)出てきた蕎麦ときたら…。あのときの抹消は正しかったと確信いたしました。

続いてはこちらの蕎麦屋。国道沿いにありますから開田高原ツーリングでは必ずと言っていいほどお店の前を通過しているわけですが、実は訪問したのは初めてなのです。いい加減、食べても食べても残念な店ばかりの開田クオリティに辟易としていたあの当時、この店こそ『ザ・開田高原の蕎麦屋』だと書かれた雑誌の記事を目にして、おいおいマズイ蕎麦の代表かよ!?とお試しすることすら避けてしまっていたのです。あれから十数年、今回、残念な蕎麦屋を残念な気持ちで退出した直後に訪れ、意を決して食べてみました。そうしましたら…アレ?…アレアレ??…美味しいんですけど???あ゛ぁ゛〜〜永い間、スルーしていて本当に申し訳ございませんでした。『時香〇』『高〇食堂』にプラス、今後はこの店を開田高原のマイ蕎麦屋リストに掲載いたします。 (備忘録*温泉は『やまゆり』よりも『二本木』。県20のパン屋・炭塩黒パンは美味い)