酷道157号・温見峠

総集編の第一弾にふさわしいのはビーナスラインかな?とも思ったのですが、こちらを選びました。岐阜県の根尾村と福井県の越前大野市を結ぶ国道157号。福井県側は永い間ダート区間がネックとなっていて、国道の標識が道端の木の枝に括り付けられてブラブラしてる…なんて時期もありましたが、現在はその福井県側の整備が着々と進められており、逆に放置されたままの岐阜県側の過酷さが目立っています。『落ちたら死ぬ!!』という刺激的な看板がある酷道としても有名なこの道路は積雪のため冬季閉鎖になるので、雪解けを待ってブナ原生林の新緑の季節に訪れるのがオススメです。国道を横切る川や、ガードレールもなく突然現れる下りの直角カーブ、いつの間にか身体に這い上がってくる山ヒルや、異常発生するマイマイガの毛虫に大自然を満喫してください。注意点としては、必ず麓でガソリン残量を確認しておくことと、夜明け前や日没後の酷道突撃はあまりにも危険なので避けることです。渓流釣りのクルマにも気をつけてください。川面にばかり気を取られた脇見運転でカーブの向こうから突然現れるのでかなりリスキーです。